自然葬と法律との関わりについて

自然葬は主に故人の遺志によって自然の循環への回帰する事を目的とし、遺骨を墓に埋葬するのでは無く、散骨や樹木等の自然物を目標として埋葬する方法全般を指します。日本においては葬儀・埋葬の方法については死体遺棄等の刑法やその他法的な手続きに触れないように、墓地・埋葬等に関する法律の名称でその規定が為されています。

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ところがこの法律は昭和20年代に施行されたものであり、特に散骨のように時代を経てからその概念が一般化した方法については、規定が曖昧な面があります。

その為法務省から別に一定の見解が出されており、2015年現在の解釈においては節度を保った葬送の方法の1つとして散骨を含めた自然葬が行われる事は、概ね問題が無いとされています。



この場合の節度については葬送の目的を明確化する事や、民事上のトラブルの可能性を排除する為に他人の土地への埋葬は避ける事が想定されています。

その為、自然葬については専門業者の元である程度の形式を整えるものとなっています。

不当な遺棄との区別の為に予め遺骨を粉末化する、散骨の場合は水源に当たる地域は避ける、紙等に包んだ上で儀礼的な埋葬・散骨を行うといった工夫が為されています。

また前述の法律においては、必ずしも自然葬と従来の埋葬のどちらかを選択しなければいけないという規定もありません。



故人を偲ぶ場を確保しつつその遺志も叶えたいといった目的から、近年は双方を併用するようなケースも増加しています。